はやぶさ2 模型分解マニュアル 後編

このマニュアルは、はやぶさ2実物大模型たけとよモデルを、展示状態から梱包状態まで分解する手順を示しています。
後編では、本体部分を台座に乗せ、梱包状態を完成させるところまでを説明します。

1.パドル支持柱、本体支持柱のネジを収納します。

それぞれの支持柱のネジの先端部に「電動ドライバー」の「回転用金具」を取り付けてます。電動ドライバーで右方向に回転させて、ネジを縮めます。ねじの先端が3~4センチくらいになるまで縮めます。以下の動画はネジを伸ばしている映像ですが、これを参考にしてください。

ネジの作業です。

間瀬 康文さんの投稿 2019年8月23日金曜日

2.格納する前の免振台座の準備をします。

①免振台座の「スライドユニット」を手前に移動させ、「本体積載用コの字レール」の穴が開いている方をスライドユニットの下に差し込みます。
②本体積載用コの字レールをそのまま奥まで差し込んで、免振台座のボルトに「M5つまみのみナット」で固定します。本体積載用コの字レールの手前側は、底に固定されたボルトを、免振台座の穴に差し込んでおきます。
③「スライドユニット」を奥へ移動します。
④スライドユニットが輸送時にドタバタ移動しないように、「ゴム」で固定します。
⑤台座の手前に取り付けられたアルミ製の「高さ調整用板」を、取り外します。穴にはまっているだけなので簡単に外れます。
⑥テーブルを図の位置に置き、2本の「テーブル固定用ボルト&ナット」で固定します。⑤で外した高さ調整用のアルミの板は、テーブルの上に置いておきます。

3.本体を台座に載せ、梱包を完成させます。

①「本体積載用傾斜レール」を取り付けます。左右が決まっていますので、シールの色に合わせてください。
②レールの幅を本体台座のコロの幅に合わせた後、レールの上を転がして本体を台座の上に載せます。一番奥まで押し込んだ後に、本体台座のコロのストッパーをロックします。輸送中に移動するといけないので、ロックは忘れないでください。
③前側の2か所のコロの部分に、「サンプラーホーン破損防止輪止め」を、六角ボルトと、M6つまみのみナットで固定します。
④「パドル支持柱」「本体支持柱」の合計4本の柱を、台座の角の位置に「M5つまみナット」で固定します。ネジがある方が下側です。柱の位置はシールの色で合わせてください。M5つまみナットは、手で締めた後にスパナでしっかりと固定します。
⑤「天井アルミ枠」を、四隅にある「固定ボルト」が下になる向きで、2人以上で持ちます。枠が模型の上部にあたらないように注意しながら、四隅の固定ボルトが4本の柱の金具の穴に入るように設置し、「M5つまみナット」で固定します。手で締めた後に、スパナでしっかりと固定します。アルミ枠の向きはシールの色にあわせてください。
⑥柱に固定されている「M5ボルト」と免振台座に固定されている「M5ボルト」に、鉄製の「補強ビーム」の両端の穴を通し、「M5つまみナット」で固定します。補強ビームは、1mのものが6本、50cmのものが2本あります。M5つまみナットは手で締めた後に、スパナでしっかりと固定します。
⑦取り外した「ワイヤーロック」で、「折りたたみ椅子」を「天井アルミ枠」から吊るします。1つのワイヤーロックで2個の折りたたみ椅子を吊るします。輸送中にドタバタしないように、折りたたみ椅子の下部と補強ビームとの間を、同梱されている「ゴム紐」で固定します。
⑧左右に分けて、4個の折りたたみ椅子を吊るします。
⑨パドルが輸送中にばたつかないように、写真のように「黄色ベルト」でパドルを「天井フレーム」から支えます。左右のパドルで同様に行います

4.プラケースに部品類を格納します。

プラケース1: ①道具箱、②軍手、③赤外線カメラ(右)④中利得アンテナ(下)
プラケース1: ⑤黒布
プラケース2: ⑥スラスター(8個)、⑦スラスターノズル(袋、4個)
プラケース2: ⑧仕切り段ボール、⑨はやぶさ2キャプション

★「本体積載用傾斜スロープ」(2本)と「解説パネル」も忘れずにトラックに積載してください。

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